ハリケーン・ハービー襲来の概要
平成30年5月19日
(1)2017年8月17日,カリブ海上にトロピカルストームが発生。同月24日にハリケーンに発達,以降さらに勢力を増して北上,5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」の勢力でテキサス南東沿岸部(コーパスクリスティ,ロックポート)に上陸をしました。上陸後,「カテゴリー1」に勢力を弱めたものの,テキサス上部にあった2つ高気圧の関係で,通過することなく停滞し,その後毎時1マイルでゆっくりとヒューストンのある北東に進路をとり,記録的大雨の影響で大規模な浸水が発生,ヒューストン市及び沿岸部を中心に甚大な被害をもたらしました。アボット・テキサス州知事は大災害宣言を発出,また,住民に繰り返し警戒と落ち着いた対応を呼びかけました。また,トランプ大統領も連邦非常事態宣言を発出し,テキサスへ多額への支援金を発表しました。米連邦緊急事態管理局(FEMA)によるおおよそ1ビリオンドルにもなる支援が行われました。アメリカ国立気象局は,一部地域での総雨量がアメリカ本土では過去最多となる51.88 インチ(1318 ミリ)に達したと発表しました。
(2)上陸前には,備蓄品(保存食料,水,ガソリン,携帯充電器等)を求めに一斉に多くの人々がスーパー,ガソリンスタンド等に殺到し,品薄状態の他,購入までの間に非常に時間がかかるほどの長蛇の列ができました。また,ハリケーンの影響を避けようと車で遠隔地に逃げようとする車により各地で大渋滞が発生しました。また,ハリケーンの被害が甚大になると見込まれた箇所には,州,市や郡より自主避難勧告,強制避難命令が発出されました。
(3)上陸中及び後には,記録的豪雨により,道路の冠水,河川の氾濫が発生し,川の近くの一部の道路は車がすっぽり入る程浸水しました。また,周辺道路や家の一階部分が冠水・浸水することにより,自宅に取り残された方が大多数に上り,ヒューストン警察のみならず,テキサス州内の警察を総動員してボート等による人命救助が行われ,多くの方がシェルター等に避難を余儀なくされました。加えて,ヒューストン市内の貯水地の水位の急激の上昇を受け,貯水地の計画放水を開始。近隣住民に強制避難命令が発出され,甚大な洪水被害がさらに広がりました。約2,3週間にわたり冠水により,市内各地で通行止め,交通渋滞が発生しました。
(4)ハリケーン通過後も道路の冠水により物資が届かずスーパー等は品薄の状態が続き,空き巣被害といった治安の悪化も見られ,州政府による夜間外出禁止令が発出されました。また,洪水により一部の水道システムが影響を受け,一部においては,水道の利用時には沸騰を勧められました。
(2)上陸前には,備蓄品(保存食料,水,ガソリン,携帯充電器等)を求めに一斉に多くの人々がスーパー,ガソリンスタンド等に殺到し,品薄状態の他,購入までの間に非常に時間がかかるほどの長蛇の列ができました。また,ハリケーンの影響を避けようと車で遠隔地に逃げようとする車により各地で大渋滞が発生しました。また,ハリケーンの被害が甚大になると見込まれた箇所には,州,市や郡より自主避難勧告,強制避難命令が発出されました。
(3)上陸中及び後には,記録的豪雨により,道路の冠水,河川の氾濫が発生し,川の近くの一部の道路は車がすっぽり入る程浸水しました。また,周辺道路や家の一階部分が冠水・浸水することにより,自宅に取り残された方が大多数に上り,ヒューストン警察のみならず,テキサス州内の警察を総動員してボート等による人命救助が行われ,多くの方がシェルター等に避難を余儀なくされました。加えて,ヒューストン市内の貯水地の水位の急激の上昇を受け,貯水地の計画放水を開始。近隣住民に強制避難命令が発出され,甚大な洪水被害がさらに広がりました。約2,3週間にわたり冠水により,市内各地で通行止め,交通渋滞が発生しました。
(4)ハリケーン通過後も道路の冠水により物資が届かずスーパー等は品薄の状態が続き,空き巣被害といった治安の悪化も見られ,州政府による夜間外出禁止令が発出されました。また,洪水により一部の水道システムが影響を受け,一部においては,水道の利用時には沸騰を勧められました。