村林総領事のセントラルオクラホマ大学での講演

令和4年11月23日
会場全図
講演
11月18日、村林総領事は、セントラルオクラホマ大学のPassport to Japan Program主催による「International Symposium on Japan」において、「日米関係」をテーマに講演しました。
 
村林総領事は、日米同盟が日本の外交・安全保障の基軸であるとした上で、日米同盟は日米両国の安全保障のみならず、国際社会の平和と繁栄にも大きな役割があると強調しました。不確実性が増大する昨今の情勢下において、日米は、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の重要性を共有し、日米豪印戦略対話(QUAD)等地域戦略枠組を通じて更に連携を深めていると述べました。
 
また、経済的にも、日米は相互に主要貿易相手国であることや、日本は2019年以降世界最大の対米投資国であること、在米日本企業によるGDP創出額や創出雇用は英国に次ぐ第2位であること、オクラホマ州にも27社の日系企業の拠点があること等、強固な結びつきがあることを紹介しました。
 
さらに、市民レベルでも、姉妹都市交流やJETプログラム、留学生交流などを通じて活発な交流が行われており、相互理解が促進されていることを紹介しました。その上で、こうした草の根の交流こそが今日の強固な日米関係を支えていると述べ、参加者一人一人がその役割を担ってもらっていることに感謝し、引き続き日米間をつなぐカケハシとなってもらいたい旨期待を述べました。
 
その後、日本文化や日本社会、日本・オクラホマ交流に関する有識者が演台に立ち、参加した学生約60名は熱心に講演に耳を傾けていました。