星出彰彦宇宙飛行士に対する外務大臣表彰

令和5年7月29日
Mr. Hoshide (Left)
Certificate (Top Center)
Group (right)
  
7月21日、村林総領事は、星出彰彦宇宙飛行士への外務大臣表彰を祝賀するレセプションを総領事公邸で開催しました。宇宙航空研究開発機構(JAXA)ヒューストン駐在員事務所所長も務める星出氏は、日米の宇宙協力に貢献した功績が認められ、外務大臣表彰を受賞しました。
 
星出氏は、1992年、エンジニアとして宇宙開発事業団(現JAXA)に入社し、1999年、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者に選抜されました。それ以降、2008年にスペースシャトル「ディスカバリー号」、2012年にソユーズ宇宙船、2021年にはスペースX社のクルードラゴン宇宙船にそれぞれ搭乗し、計3回にわたりISSに滞在しました。
 
授与式において、村林総領事は、星出氏がJAXA宇宙飛行士として計3回の宇宙滞在を成功させ、国際的な有人宇宙活動に貢献してきたことに感謝の意を表明しました。また、JAXAヒューストン駐在員事務所所長として、NASAジョンソン宇宙センターの関係者とともに、日米を含む国際的な宇宙協力を更に強化する活動を行っていることを称えました。そして、表彰状と記念品を星出氏に授与しました。
 
これに対し、星出氏は、ISSとヒューストンにおいて、さまざまな宇宙プログラムに参加してきたことに触れつつ、このような宇宙活動を可能としているのは「人」であると述べ、全ての出席者に感謝しました。また、日本、米国、世界の人々との協力により、更なる宇宙探査を続けていきたいと述べました。
 
バネッサ・ワイチNASAジョンソン宇宙センター所長は、有人宇宙探査及び、NASAとJAXAの関係強化のための星出氏の全ての業績に感謝の意を表明しました。
 
ターナー・ヒューストン市長の代理として出席したニケ・ルークマン氏は、星出氏がヒューストンと日本の友好に貢献したとして、星出氏に感謝状を渡しました。
 
最後に、今年3月に5回目の宇宙滞在を終えた若田光一宇宙飛行士は、星出氏と日米宇宙協力の前途を祝して、乾杯の発声を行いました。
 
その後、招待客は、和食と日本酒とともに、祝賀の夜を楽しみました。