村林総領事夫妻の寄せ書き日の丸返還式出席

令和5年7月31日
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 7月20日、コーパスクリスティ市USS Lexington博物館の招待により村林総領事夫妻は同博物館及びOBON SOCIETYの共催によって開催された、同博物館が所蔵する寄せ書き日の丸返還式典に出席しました。

 本返還式典は、本年4月、旧日本軍人で第二次世界大戦中に戦死した睦田繁義氏の孫から、祖父の氏名が記載されている日の丸寄せ書きが同博物館にて展示されているのをSNS上で偶然発見したことをきっかけに、寄せ書き日の丸などの遺品を日本の遺族の元へ返還する活動を行っているOBON SOCIETY(オレゴン州公認非営利組織)を通じて同博物館に協力を依頼したことで実現しました。OBON SOCIETYは、これまで米国退役軍人やその家族等の所有者から約2,400件の返還依頼を受け約500件の返還を支援しています。

 本返還式典にて、スティーブ・バンタ同博物館館長は、OBON SOCIETYから寄せ書き日の丸に名前のある軍人の遺族が見つかったとの知らせを聞いたとき、我々がこの日の丸を所蔵し続けるべきではない、すぐに遺族へ返還しなければならないと思ったと語りました。村林総領事からは、同返還式典に立ち会えたことは大変光栄なことであり、陸田氏の遺族にとって唯一の遺品である寄せ書き日の丸の返還を快諾してくれた同博物館、そして、OBON SOCIETYのこれまでの支援に対し、日本人を代表して心から感謝したいと挨拶しました。続いて、レックス・ジークOBON SOCIETY共同代表から返還式に至るまでの経緯の説明がありました。

 そして7月29日、靖国神社にてOBON SOCIETYと共に訪日した同博物館バンタ館長から陸田氏遺族に寄せ書き日の丸を受け渡す式典が執り行われました。

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