アストロズ青木宣親選手の日米通算2000本安打 祝賀レセプションの開催(6月29日)

平成29年7月8日
 6月29日(木)、在ヒューストン日本国総領事公邸にて、青木宣親選手の日米通算2000本安打祝賀レセプションを開催しました。青木選手は、ヒューストンを本拠地とするメジャーリーグベースボールチームのヒューストン・アストロズ(アメリカンリーグ西地区所属)で活躍中です。

 冒頭、天野哲郎総領事による青木選手のプロ野球選手としての経歴紹介と2000本記録達成への祝辞の後、来賓を代表して、鈴木一ヒューストン日本商工会副会長が挨拶に立ち、青木選手が努力して勝ち取ったこのたびの記録は、ヒューストンの在留邦人はもとより、ヒューストン補習校の児童・生徒にとってとりわけ大きな励ましとなる旨、お祝いを述べました。次に、天野総領事より、管轄地域において日本と外国の友好親善に顕著な働きがあった諸氏に対する公館長表彰が行われました。表彰後、サプライズで、ヒューストン日本語補習校ソフトボールチームの中高校生らによるお祝いの寄せ書きが、寺田裕男子Aチーム副キャプテンから手渡されました。これらを受けて、青木選手からは、アメリカ大リーグに移籍後5つめの都市となるヒューストンは大変住みやすく、良い環境で選手生活を過ごしていること、また、このたび在留邦人の皆様からの温かい応援を直接肌で感じることができたことに感謝し、今後の力としていきたいとのご挨拶をいただきました。最後に、青木選手、天野総領事、鈴木副会長、武智真二グレーターヒューストン日本人会会長、青木選手の専属トレーナーである原田雅章氏による鏡割りの後、武智会長が青木選手の快挙を祝うとともに今後の更なる活躍を期待して、乾杯の音頭をとりました。
 続いて、ヒューストン日本商工会常任委員、日本人会幹部、野口宇宙飛行士をはじめとする当地の著名邦人等、100名を越えるご出席の方々が、青木選手に次々と祝辞を述べ、歓談のひとときをすごしました。

 宮崎県日向市出身の青木選手は、宮崎県立日向高校から早稲田大学(大学3年東京六大学秋季リーグ戦首位打者)を経て、2003年ヤクルトスワローズ(現東京ヤクルトスワローズ)に入団。2005年に、セ・リーグ初、プロ野球史上2人目となるシーズン200本安打を達成、新人王を獲得。2006年、2009年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として活躍し、2008年には北京五輪に出場しました。2012年、米大リーグのミルウォーキー・ブルワーズに入団、2014年カンザスシティ・ロイヤルズに移籍、2015年サンフランシスコ・ジャイアンツ、2016年シアトル・マリナーズを経て、2017年からヒューストン・アストロズに。

 2017年6月11日、対ロサンゼルス・エンゼルス戦(ミニッツ・メイド・パーク)、6回裏の左前安打によって、日本人選手史上7人目の日米通算2000本記録を達成しました。また、レセプション翌日の6月30日は、ニューヨーク・ヤンキース戦の9回表にマウンドに上がり、投手デビューを果たしました。