吉川早紀選手全米レスリングトーナメント優勝 祝賀レセプションの開催(7月29日)
平成29年8月8日





7月29日(土)、在ヒューストン日本国総領事公邸において、今年5月に行われた全米レスリング女子選手権で優勝した吉川早紀選手の祝賀レセプションが開催されました。
冒頭、天野哲郎総領事により、吉川選手のアメリカにおけるレスリングの試合での成績紹介と、全米選手権優勝への祝辞が述べられ、続いて、公館長表彰が行われました。管轄地域において日本と外国の友好親善に顕著な働きがあった諸氏に対するこの表彰では、スポーツを通じた吉川選手の貢献が今回評価されました。天野総領事による表彰の後、吉川選手から、「アメリカに来たばかりで英語がよくわからないながら、レスリングを通じてたくさんの人と知り合い、励まされて優勝することができた。オリンピック出場を目標に、これからも頑張っていきたい」旨、日本語と英語による挨拶がありました。最後に、立野誠之ヒューストン日本語補習校校長先生による祝辞と乾杯の発声をいただき、表彰式は終了となりました。
続くレセプションでは、吉川選手の友達やレスリングコーチ等、50名を超える方々が、吉川選手に次々と祝辞を述べ、写真を撮ったりプレゼントを渡すなど、歓談のひとときをすごしました。また、レセプションの最中に、レスリングコーチによる解説付きで吉川選手の全米大会のビデオを上映しました。
吉川早紀選手(10歳)は、昨年12月、父親の転勤に伴い渡米し、現在ヒューストン補習校5年生、現地校5年生(新学期より)に在籍しています。4月1日のアメリカ初戦においては、フリースタイル、グレコローマンの両スタイルで優勝。その後、地方、州、全国と合わせて5大会10トーナメントに出場(1つの大会で、スタイルの違う2つ以上のトーナメントに出場)し、全ての大会で表彰台にあがっています。5月に行われた、全米女子選手権では、ミネソタのナショナルチャンピオン、ジョージアのステートチャンピオン、ウイスコンシンのステートチャンピオンといった強豪を全てテクニカルフォールで破り、決勝以外は全て10対0の完封勝ち(参加者数4名、3戦3勝)。
レスリングには、全世界共通でグレコローマンとフリーの2つのスタイルがあり、アメリカでは米国内だけで行われているfolk style(フォークスタイル)があります。古代ギリシャを起源とするグレコローマンは、投げ技が中心で腰から下の攻防が禁止されています。フリースタイルは、18世紀にイギリスで始まり、全身の攻防が可能なため寝技が多くなります。現在、女子レスリングでは、グレコローマンスタイルの試合は行われていません。吉川選手は、日本ではフリースタイルでの試合しか経験がなく、アメリカに来て初めてグレコローマンスタイルでの練習も始め、男女混合のトーナメントでは、グレコローマンスタイルで男子選手との試合にも出場しています。今後、女子レスリングでもグレコローマンスタイルの導入が検討されている中、吉川選手のこれからの活躍がますます期待されます。
冒頭、天野哲郎総領事により、吉川選手のアメリカにおけるレスリングの試合での成績紹介と、全米選手権優勝への祝辞が述べられ、続いて、公館長表彰が行われました。管轄地域において日本と外国の友好親善に顕著な働きがあった諸氏に対するこの表彰では、スポーツを通じた吉川選手の貢献が今回評価されました。天野総領事による表彰の後、吉川選手から、「アメリカに来たばかりで英語がよくわからないながら、レスリングを通じてたくさんの人と知り合い、励まされて優勝することができた。オリンピック出場を目標に、これからも頑張っていきたい」旨、日本語と英語による挨拶がありました。最後に、立野誠之ヒューストン日本語補習校校長先生による祝辞と乾杯の発声をいただき、表彰式は終了となりました。
続くレセプションでは、吉川選手の友達やレスリングコーチ等、50名を超える方々が、吉川選手に次々と祝辞を述べ、写真を撮ったりプレゼントを渡すなど、歓談のひとときをすごしました。また、レセプションの最中に、レスリングコーチによる解説付きで吉川選手の全米大会のビデオを上映しました。
吉川早紀選手(10歳)は、昨年12月、父親の転勤に伴い渡米し、現在ヒューストン補習校5年生、現地校5年生(新学期より)に在籍しています。4月1日のアメリカ初戦においては、フリースタイル、グレコローマンの両スタイルで優勝。その後、地方、州、全国と合わせて5大会10トーナメントに出場(1つの大会で、スタイルの違う2つ以上のトーナメントに出場)し、全ての大会で表彰台にあがっています。5月に行われた、全米女子選手権では、ミネソタのナショナルチャンピオン、ジョージアのステートチャンピオン、ウイスコンシンのステートチャンピオンといった強豪を全てテクニカルフォールで破り、決勝以外は全て10対0の完封勝ち(参加者数4名、3戦3勝)。
レスリングには、全世界共通でグレコローマンとフリーの2つのスタイルがあり、アメリカでは米国内だけで行われているfolk style(フォークスタイル)があります。古代ギリシャを起源とするグレコローマンは、投げ技が中心で腰から下の攻防が禁止されています。フリースタイルは、18世紀にイギリスで始まり、全身の攻防が可能なため寝技が多くなります。現在、女子レスリングでは、グレコローマンスタイルの試合は行われていません。吉川選手は、日本ではフリースタイルでの試合しか経験がなく、アメリカに来て初めてグレコローマンスタイルでの練習も始め、男女混合のトーナメントでは、グレコローマンスタイルで男子選手との試合にも出場しています。今後、女子レスリングでもグレコローマンスタイルの導入が検討されている中、吉川選手のこれからの活躍がますます期待されます。