2011年12月1日天皇誕生日祝賀レセプションの開催12月1日(木)、山本条太総領事夫妻の主催により、天皇陛下の78歳の御誕生日を祝賀するレセプションが総領事公邸において開催されました。このレセプションには、オクラホマ州タルサ市デューイ・バートレット市長やヒューストン市アル・ホアン市議会議員、各国総領事などの要人を含む、約230名の方が出席しました。 式典では、山本総領事より挨拶を行い、天皇陛下の御誕生日を慶祝した上で、本年3月の東日本大震災の後、天皇皇后両陛下が数多くの被災地や避難所を訪問して、被災者やその世話に当たる人々を労われたことを紹介しました。また、震災から9ヶ月を経て、日本は着実に復興に向かっているとして、これまで支援を頂いた方々に改めて深い謝意を表明しました。更に、テキサス州及びオクラホマ州における日米関係の進展に触れつつ、この1年間に表彰された方々を紹介し、ヒューストン市ハーマンパーク内の日本庭園の改修に功績のあった庭師の中井皓允(なかい・てるのぶ)氏に対して、今回在外公館長表彰を授与することを発表しました(※スピーチ原稿にリンク)。 続いて、テキサス州リック・ペリー州知事及びオクラホマ州メアリー・ファリン州知事からの祝辞が紹介された後、参加者間の歓談に移りました。 会場内には天皇皇后両陛下が被災地や避難所を訪問された際の写真が展示され、参加者は慰問の様子に大変印象付けられていました。また、被災地支援の意味合いを込めて、「南部美人」(岩手県二戸市)と「蒼天伝」(宮城県気仙沼市)の試飲の機会も提供され、参加者は、本年新たにテキサスで製造が始められた日本酒と合わせて、多彩な日本酒の世界を味わいました。 今回のレセプションにおいても、宇宙航空研究開発機構(JAXA)及び株式会社東芝、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)の協力を得て、「Japanese Technology」と題した日本ブランドの展示を昨年に続いて実施しました。このうちJAXAのブースでは、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の模型や宇宙被服、宇宙日本食などが展示され、日本の有人宇宙活動にかかる最近の成果が紹介されました。また、東芝のブースでは、LED照明やハイブリッド自動車向け駆動用モーターについての展示や映像上映が行われました。JR東海のブースでは、同社の最新型高速鉄道システム「N700-I Bullet」の車両模型が展示され、その性能の高さが説明されました。どのブースも大変な盛況で、参加者からアメリカで展開する日本の技術について認識を深めていました。
レセプションの模様 山本総領事挨拶 日本ブランド展示(JAXA) 日本ブランド展示(JR東海) 日本ブランド展示(東芝) |
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