8月9日、天野哲郎総領事は、サンアントニオ市コンベンション・センターにて、アイビー・テイラー・サンアントニオ市市長に、在外公館長表彰状を贈りました。
テキサス州サンアントニオ市は、1987年に熊本市と姉妹都市関係を締結して以来、地方自治体レベルでの日米友好関係の増進に貢献している、テキサス州内でも最も親日的な市のひとつです。一年を通じてサンアントニオ日米協会(JASSA)を中心に、様々な日本文化を発信しており、その最大の行事として、毎年秋にジャパン・フェスタを実施しています。昨年は、熊本市からくまモンがサンアントニオ市を訪問し、大変な人気を博しました。
また、熊本市との交換留学も盛んで、本年4月に熊本地震が発生したときは、日本人コミュニティのみならず、サンアントニオ市民からの熊本市の復興に向けての支援の申し出が後を絶ちませんでした。そういった声を受け、テイラー市長によるイニシアチブの下、JASSAをはじめとする各種団体が、様々なチャリティー活動を実施してきました。
今回は、熊本復興に対するチャリティー活動の報告が開催されることになり、テイラー市長をはじめ、ワレス・サンアントニオ日米協会会長、モンロイ・メキシコ総領事、サカイ・ベア郡判事、サルダニャ・サンアントニオ市議他、市の主だった団体関係者約150名が参加する盛会となりました。
レセプション冒頭、テイラー市長より、サンアントニオ市を代表して、総領事の来訪を歓迎するとの挨拶をいただきました。続いて司会より、熊本の復興に向けたJASSA等のチャリティー活動について紹介と報告があり、たくさんの支援に対して盛大な拍手が送られました。続いてサカイ判事からの紹介を受けて天野総領事が挨拶に立ち、熊本の現状について述べ、サンアントニオ市をあげてのチャリティー活動への謝意を表明しました。テイラー市長は壇上に進み、総領事は日本語で表彰状を読み上げた後、英語に翻訳してから賞状を手渡しました。
式の後、来場していたテキサス大学サンアントニオ校の学生たちが次々と総領事のテーブルを訪ね、総領事と日本語での会話を楽しみました。また、総領事は、支援を下さった各団体の代表者ひとりひとりと丁寧に挨拶を交わし、御礼の言葉を述べました。
サンアントニオ市では、今年のジャパンフェスタまで、熊本支援活動を引き続き行っていく予定です。 |