在ヒューストン日本国総領事館

Consulate-General of Japan in Houston

米国最新安全情報

   銃器使用事件に関する注意喚起

7月1日付のヒューストンクロニクル紙に、テキサス州が2007年に「キャッスル・ドクトリン(自身の身や財産に危険を感じた場合の殺傷能力のある武器使用を正当化する法律)」の範囲を拡大し、身に迫った脅威に対して可能な限り逃げることを義務づけていた条項が撤廃された結果、罪を問われることなき殺人事件が最近大幅に増加している旨報じています。テキサス州法はその他の州の法律よりさらに広範な銃器等の使用を認めており、自身や財産の保護だけでなく、強姦、放火、不法侵入、強盗、夜間の窃盗、夜間の器物破壊等にも殺傷武器の使用による防護が認められています。現に、2010年には、州内でこのような「合法的殺人」が計48件発生し、約半数がグレーター・ヒューストン、9件がダラス、8件がサンアントニオでの事件であった由です。

在留邦人の皆様におかれては、銃器等の所持が一般的である当地においては、不測の発砲があり得ることを改めて認識し、万が一にも間違って発砲対象とされたり、思わぬ場面で銃撃に巻き込まれたりすることのないよう、注意した行動を徹底するよう願います。



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