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在ヒューストン日本国総領事館

Consulate-General of Japan in Houston

米国最新安全情報

海外安全対策情報2013年度第4四半期

1.社会・治安情勢
米国の中では,テキサス,オクラホマ両州は比較的治安がよいと言われていますが,概して他の地域と比べ大都市における犯罪発生率は高くなっております。特に,テキサス州では,州法において,他の州の法律よりさらに広範な銃器等の使用を認めており,同法では,自身の財産の保護だけでなく,強姦,放火,不法侵入,強盗,夜間の窃盗,夜間の器物破壊等にも殺傷武器の使用による防護が認められています。2007年には「キャッスル・ドクトリン(自身の身や財産に危険を感じた場合の殺傷能力のある武器使用を正当化する法律)」の範囲を拡大し,身に迫った脅威に対して可能な限り逃げることを義務付けていた条項が撤廃されています。このような背景の下,テキサス州おいては銃器による事件が多発しています。

2.犯罪の傾向

(1)ヒューストン市警察は,毎月20日頃,その前月の犯罪統計を発表しています(http://mycity.houstontx.gov/crime)。その集計によれば,2013年度第4四半期(2014年1月~3月)の犯罪発生状況は以下のとおりです。前年比でみますと,殺人,傷害,住居等侵入盗は若干増加しているものの,その他の犯罪は概ね減少しており,全体的な犯罪数ではほぼ横ばいとなっています。


1月

2月

3月

合計

対前年比(%)

殺人

16

18

12

46

108.7

強姦

87

44

57

188

85.6

強盗

1,024

699

669

2,392

96.1

傷害

774

665

860

2,299

106.6

住居等侵入盗

1,944

1,544

1,765

5,253

111.5

非侵入盗

6,421

5,535

6,033

17,989

96.7

自動車盗

1,233

1,050

1,184

3,467

92.7

合計

11,499

9,555

10,580

31,634

99.3

(2)被害事案
同時期,在留邦人の方が巻き込まれた被害事案について,警察当局から当館への報告はありません。他方で,警察当局からは,当地は自動車盗が非常に多く,車を離れる際には,短時間でもきちんと鍵をかける,貴重品を車内に残さない,外から見える場所に物を置かないよう呼びかけがあります。

3.テロ・爆弾事件発生状況
現在,当地においてテロ・爆弾事件は発生しておりません。爆弾予告電話事案は時折発生していますが,これまでいずれもいたずら電話である旨確認されています。他方で,米国においては安全に対する脅威度が5つの色で表示されており,2014年4月24日現在,米国全体に関しては3段階の黄色レベルとなっています。

 


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