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総領事のヒューストン通信 |
ヒューストン日本語補習校大運動会(10月20日)開会式での
山本総領事挨拶
在ヒューストン日本国総領事 山本条太
今年もまた、無事に大運動会開催の運びとなりましたこと、お祝い申し上げます。山岡校長先生始め先生方のご指導と、保護者皆様のご尽力の賜と存じます。また、補習校運営委員会の前田前委員長には、その功績に改めて敬意を表したいと思います。森新委員長の下、良き伝統が新たな運営委員会皆様にも受け継がれ、補習校のますますの発展が促されるものと確信をしております。
9月2日には、ダラスで多くの児童生徒の皆さんとお目にかかりました。ソフトボールの交流戦、大変暑い一日でしたが、青と黄色、いずれのユニフォームも一人一人に大変お似合いでした。
野球でもソフトボールでも、どのスポーツでも、仲間と共に楽しみ共に試合を闘うことは、人生の大切な経験です。それだけではありません。応援することもまた、スポーツがもたらす大切な経験です。応援する人と応援される人との間に、目に見えないけれども確実に心が通じ合う一瞬が生まれる。共に応援する人々同士の間に、はっきりと目に見える連帯感が生まれる。今日の運動会でも、そのような瞬間が次々訪れるものと思います。
日本人もアメリカ人も、当たり前のように野球やソフトボールを楽しめます。同じ感覚で野球チームを応援することもできます。それはもしかすると、なぜ日本とアメリカとの関係がこれほど広く大きくかけがえのないものであるのか、その秘密につながる事柄なのかもしれません。
ヒューストン・アストロズの勝ち負けにかかわらず、ヒューストンっ子は一生懸命応援しています。一緒に地元のチームを応援すればするほど、僕ら自身もまた、ヒューストンの人たちからますます応援してもらえるのだと思います。
今日の大運動会、どうぞ元気に頑張って、競技や試合を楽しんで下さい。共に応援する、応援される、応援し合う、そのこともまた、大いに楽しんで下さい。この貴重な機会を与えてくれた先生方、皆さんのご家族、運営委員会委員それら全ての人が、児童生徒の皆さんを一生懸命応援していること、それをしっかり感じてもらえるならば、何よりのことだと思います。