明けましておめでとうございます。
のため最大限の努力を行って参る所存です。
皆様におかれては、良い平成29年の年明けをお迎えのことと存じます。私も皆様方の温かい御支援のおかげで当地に着任以来無事に一年を過ごさせていただきました。本稿を借りましてあらためて厚く御礼申し上げます。
さて、昨年あった日米関係の今後を左右する大きなイベントは、何といっても大統領選挙です。既に御案内の通り、共和党のドナルド・トランプ氏が次期大統領として当選されました。日本政府としても、今後の米国新政権との安定した協力関係を早期に確保すべく、安倍総理は、11月17日にはニューヨークでトランプ氏と膝を交えた最初の会談を実現し、日米関係の重要性に対する理解を促すべく努力をされたところです。日米同盟は、我が国の安定と繁栄にとっての基盤となるものであり、その機能は、単に日米両国のみならずアジア太平洋地域の平和と安定にとっても不可欠なものといえます。我が国としては、今後も安保協力体制の安定と強化、環太平洋パートナーシップ (TPP) の早期実現による公正かつ自由な貿易体制の確立や日米相互のビジネス活動の強化等の課題実現 |

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日・テキサス関係にとっても昨年は、実り多い年となりました。4月には愛知県の大村知事一行が中部経済ミッションの方々と共に来訪され、アボット州知事との間で愛知県とテキサス州との間の経済協力に関する覚書が署名されまして、今後の具体的な進展が期待されるところです。なお、昨年の両国の地方連携としては、特に昨年4月に熊本地域で発生した大型地震の犠牲者に対し、熊本市と姉妹都市関係にあるサンアントニオ市が百万ドル以上に上る義援金を寄付されたことを、姉妹都市協力の一つの良き例として我々の記憶に長くとどめおくべきものと思います。また、昨年就航した全日空によるヒューストン―成田直行便、日本航空によるダラス―成田直行便がそれぞれ一周年を素晴らしい業績で迎えられ、更には、日本企業のテキサスへの移転・進出の促進により、当地域への進出日本企業全体の数も着実に増加してきています。今後もこうした傾向が続いていくことが大いに期待されるものと思います。総領事館としても、昨年に引き続き本年も皆様にとって更なる飛躍のお年とできるよう、皆様と共に二人三脚で力強く歩んで参りたいと思いますので、何とぞ宜しくお願いします。
最後に、皆様におかれては、本年も引き続き、安全でより良きお年となられるよう心からお祈り申し上げます。
平成29年正月吉日
在ヒューストン日本国総領事 天野哲郎 |